紙の月
2014年・126分・サスペンス
監督:吉田大八
角田光代さんの原作を読んだことがあったので、映画化されてすぐに観た作品です。
邦画の映画賞を29冠している作品。
⚠以下ネタバレあります
平凡な主婦の梅澤梨花は、夫と二人暮らし、銀行で契約社員として働いています。子供はおらず、夫は梨花に無関心でした。
そんな中、営業で訪れた家で、顧客の孫の大学生光太と出会い不倫関係に陥ります。
彼とのつきあいを続けていくうちに、金銭感覚がマヒしてきます。そしてとうとう顧客の預金を横領し歯止めがきかなくなり、後戻りできなくなります。
夫が海外赴任になったことにより、一人残った梨花は、光太と贅沢な暮らしをします。横領金もどんどん膨らみます。
私的見どころ
- 夫にお揃いの腕時計をプレゼントしたのに、もっと高級なものを身に着けることを勧められた時の梨花
- 梨花の中学生時代の募金活動のシーン
- 光太が別の女性を連れ込んでいたシーン(ほらほら
- 大島優子の存在
- 月を指でなぞって消すシーン
私的推しセリフ
- 「私の責任でしていることだから」←上海に行かないと伝えた時の
- 「そういうことしそうな私とそういうことしそうな次長がそういうことしてるってことです」
- 「じゃーおしまい・・・・・・・おしまい」
犯罪とは無縁だったはずの梨花が、普通にある出会いをきっかけに人生が狂ってしまいます。何がきっかけかわからないですよね。
悪事とわかっていても、もしかしたら今までの平凡な日常より今のほうが本当の私だと思っていたのかな。
それにしても、池松君のダメ大学生っぷりがリアルで良かったです。あーいう学生いますもんね。同年代だったら相手しないタイプ(何様w)だけど、それでもすごく年下の子になるとかわいくてかわいくてたまらないスイッチが入るのかな。なんとなく想像できますがね。私がもし浮気することになったら、同年代だったら付き合っていたか?ということをしっかり考えようwww
というか、梨花(宮沢りえ)ほどの美貌とスタイルとお金(横領だけど)があっても、他の女性を連れ込むんだから、私(美貌もスタイルもお金もない)が梨花だったら何ができるんだろう、池松くんとどこまでできるんだろうと想像してみました。まー男女の関係なんでないだろうし、少ないお金あげて一緒にお酒のみに行くくらいしかできないだろうね。