水曜日が消えた
2020年・103分・ドラマ
監督:吉野耕平
伏線回収が気持ちよいと聞き観た映画です。
⚠以下ネタバレあります
小学生時代にあった事故により解離性同一性障害を患うボクは曜日ごとに7人の人格が入れ替わってしまいます。
㈪音楽が好き、女好き
㈫趣味なしのボク
㈬サッカー好き(シャカシャカ服)
㈭絵を描く事が好き
㈮植物が好き
㈯ゲームが好き
㈰釣りが好き
行動日誌とメッセージをつけた付箋で各曜日とコミュニケーションをとっています。部屋のスペースも各曜日毎に仕切られていて、曜日や食器もそれぞれ別のものを使っています。
ボクが現れるのは火曜日です。地味で几帳面な火曜日のボクはみんなが嫌がる通院を真面目に続けています。図書館が休館の火曜日に不満を持つボク、ある日水曜日に目覚めたことに気づき図書館へ行きます。いつもと違う日常に心おこるボクでしたが次第にめまいや記憶の欠損が出てきます。
現れた月曜日の話では、金土日はすでにいなくて月曜日となっており、火水木が火曜日となっているそう。このままだと月曜日か火曜日の一人の人になるかもしれません。
最終的に生き残る人格はひとつだけという事は残りの人格は消滅ということになります。もしボクが最後の一人になれなかったら・・・・
私的一押しシーン
- 一ノ瀬が水曜日ではなく火曜日がと見抜くシーン
- 瑞野さんが好きなのが自分なんだけど、それはボクではなく「水曜日」というときの気持ち
- エンドロールの付箋
私的推しセリフ
- 「やっぱつまんないなー火曜日は」
- 「意外と仲いんだよ僕たち」
- 「幸せになれよ」
- 「それ、困ったら耳の後ろポリポリ火曜日のくせ、水曜日は顎をこう、木曜日は眼鏡をこう、月曜日は首の後ろをこうする」
- 「恋愛映画って言ってなかった?」「大丈夫、男と女が出てきたら大体一緒」「人間でてきてないけど」「ん、ほらこっちがオスでこっちがメス」
- 「ボクはボクのままでいたいんです」
- 「えー車買ったの?いつ免許取った?」
とっても面白かったです!
住んでいるのは一人なんだけどルームシェアしているような感覚でした。
7人の人格がどんどん減っていく様子は、残るのが自分ではなかったら、この記憶がなくなってしまったら、、自分が消える恐怖を感じる映画でした。
どの曜日の中村倫也くんもやっぱりかっこよかった♡私的には金曜日がツボでした。
そしてとにかく一ノ瀬さんがサバサバで何事も適格で可愛くてかっこいい女子で、素敵でした!!
今度原作も読んでみたいな。