灰色の烏
シンガーソングライターの西田エリさんの曲、絵本をインスパイアした映画だそう。
2015年・87分
青春サスペンス
毒親というワードを見つけ、見てみるか・・・と。
なるほど子供に依存するのは、私も紙一重、明日は我が身な感じですので見入ってしまいました。どうなる母子。
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⚠ネタバレあります
毒親に育てられている珠恵。
母親は夫に捨てられたことで心を病み珠恵に依存しています。
珠恵は過去に母親の恋人(?)に襲われた経験があり男性不信になっています。
ある日、珠恵がリーダーを務めるガールキャンプキャンプへ出かける支度をしていると、母親が髪り乱しながら迫ってきます。
「どこにいくの?私を捨てようていうんでしょう?捨てるんだったら殺して!!!!」
珠恵は包丁を手に取り母親へ向けます。
ちょうどテレビでは殺人事件のニュースが流れていました。その現場がキャンプ場の近くという。。怖すぎる・・・フラグやん
場面は翌日のキャンプ場へ
珠恵のグループは5人。
このキャンプ場は天狗の山伝説というものがあり、昔この山に住んでいた親不孝の若者が母親を殺してしまい天狗となり、心に闇がある者をさらってくのだそうです。
5人はそのキャンプ場で遭難してしまいます。ほらほらやっぱりこうなる
道を探していると、謎の少年椿と出会います。!!イケメン
男性恐怖症の珠恵ですが、子供たちを守るために椿に声をかけます。
この椿と会う事で、珠恵や少女それぞれが潜めていた自分がむき出しになってきます。
天狗の物語の先入観により、少女たちは森に何か魔物が存在しているような感覚となり、その恐怖がそれぞれの病みへと繋がっているようでした。
珠恵や少女たちと過ごす事でイケメン椿は自分がしたことから目を逸らしていたこと、見て見ぬふりをしてきた現実へ向き合うようになります。
遭難から無事に帰る事ができたのか?
椿は一体何者?天狗?
珠恵は母親を殺したのか?
殺人事件との関係は?
男性恐怖症、同性愛、母親、自殺、トラウマ、コンプレックス、孤独という言葉はどの出演者のことなのか?(珠恵の男性恐怖症は前述済みですが)
色んな事が気になります。
森の映像や懐中電灯の灯り、時間軸が変わった?と思わせるような足元の撮り方、天狗も怖いし、冒頭のランドセルの女の子が逃げながら赤いイチゴを踏むシーンも恐怖だし、落ち着かない感じで見ていました。
結論は書きませんが、この映画、2回観るといいかも。
私は1回目よくわからずおかわりしました。
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私的見どころ
椿の横顔
珠恵の幼少シーン
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私的推しセリフ
「あんたはお母さんのこと捨てないね?」
「お父さんは?」
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5年前の映画なので、当時少女だった子役の現在を検索してみました。
もともと可愛いけど現在どえらい美人になっている子等いて、良かったら調べてみて下さい(*‘ω‘ *)