ペコロスの母に会いに行く
2013年・112分・ヒューマンストーリー
監督:森崎東
漫画家岡野雄一さんのご自身の体験エッセイ漫画が原作の映画です。
切ないけどユーモラス
⚠以下ネタバレあります
長崎に住む岡野ゆういちは、サラリーマンをしながら漫画家と音楽活動をしています。
ヘアースタイルが小さい玉ねぎに似ていることから「ペコロス岡野」と名乗っています。
父が10年前に他界、その頃から母のみつえに認知症の症状が出始めます。
ゆういちは実家に戻り母と同居しますが、みつえの認知症は進行し、自宅での介護に限界を感じ、断腸の思いで施設へ預けることに決めます。
私的見どころ
私的推しセリフ
- 「あの人が帰ったら飲むやろ」
- 「怒らんで、何もせんけん怒らんで」
- 「ゆういち泣かんとって」
- 「よかったな母ちゃん」
- 「ボケるとも悪か事ばかりじゃなかかもしれん」
これは泣くのに笑う作品です。本当素晴らしい。
親が認知症になる、親から忘れられるなんてとても考えたくない、向き合いたくない話をユーモラスに描いてあり、そういう考え方っていいなと、「悪い事ばかりじゃなかかもしれん」って本当に感じることができました。
当たり前だけど、親にも幼いころ若いころがあって、たくさんの人生経験をしていて、たくさんの事を考えて・・・・と親も人間なんだよな、親って超人だと思っていたけど、悩むし泣くし悲しむし淋しくなるし、親って人のことばかり世話しているけど、自分の人生があるんだもんな、同じなんだよなーってなんだか当たり前なのか変なのか私がバカなのか、何だか色々考えちゃいました。